第5節 地震被害想定 |
第1 基本方針 長野県では、平成26年の長野県神城断層地震のような県内の活断層による地震に備えるとともに、平成23年の東北地方太平洋沖地震のようなこれまで想定していなかった場所・規模の地震や、将来起こりうるといわれている南海トラフの巨大地震に備えるため、県及び各市町村の防災対策の新たな基礎資料となる実践的な被害想定を策定し、平成27年3月、『第3次長野県地震被害想定調査報告書』を公表した。 この調査による被害想定結果は、本村における今後の地震防災対策の基礎資料として、また住民一人ひとりの防災意識の高揚と防災対策の推進に当たって有用な資料となるものである。 本節においては、この報告書のうち、本村に関する被害想定結果の概略等を示すものとする。 第2 想定地震 『第3次長野県地震被害想定調査報告書』における想定地震及びその諸元は、次のとおりである。 想定地震の諸元
この中で、本村に最も影響を及ぼすと予測されているのは、「境峠・神谷断層帯(主部)の地震」である。このため、以下、「境峠・神谷断層帯(主部)の地震」についての想定結果を中心に記述する。 なお、地震動の予測も、科学的な知見に基づいて一定の条件で設定しているものであって、次にその想定地震において発生する地震動を具体的に予測したものではなく、また、近い将来これらの地域で想定どおりの地震が発生することを必ずしも意味するものではない。 第3 想定結果 1 予測震度 村域において、最大震度6弱の非常に強い揺れが予測されている。 計測震度(500mメッシュ) ![]() 2 被害想定結果 本想定地震における山形村の被害想定結果は、次のとおりである。 (1) 建物被害 (棟)
(2) 人的被害 ア 死者・負傷者・重傷者数 (人)
イ 自力脱出困難者・避難者数 (人)
ウ 避難所避難者における要配慮者数 (人)
(3) ライフライン被害(被災直後)
(4) 物資不足量(1日後)
※1 冬18時・強風時、「*」は「わずか」を示す。 ※2 人的被害は観光客を考慮した場合を示す。( )は観光客を考慮しない場合との差を示す。 ※3 △は不足量を示す。正の数は需要量を上回る量を示す。 ※4 各数値は1の位で四捨五入しており、合計は必ずしも合わない場合がある。 |