第15節 給水計画 |
建設水道課 水道は、平常時の水需要に対した給水はもとより、地震・渇水等の災害時及び事故等の非常時においても、所要の水量を、所定の水質と水圧を保ちながら供給するという使命を担っており、水量的安定性、水質的安定性、適正水圧それぞれ確保しなければならない。飲料水の備蓄については今後、各配水池及び基幹管路の耐震化を図りながら、配水池の水量を確保するとともに、自己水源の唐沢浄水場と松塩水道用水からの受水により、平常時及び震災、事故等の災害時においても可能な限り断減水が生じないよう整備を行い、配水区域のブロック化、施設の分散化、バックアップ整備を行い、給水の確実性を高めて飲料水の供給を行う。 1 飲料水等の備蓄・調達体制の整備 現在、村内には、1,000m3を超える貯水量の唐沢配水池及び横出ヶ先配水池のほか、500m3の神明配水池、400m3の丸山配水池など合わせて6箇所の配水池がある。 これらの施設のうち、唐沢配水池、横出ケ崎配水池を基幹施設として位置付けており、第5次拡張事業により横出ケ崎配水池には、緊急遮断弁を設置した。しかし、唐沢浄水場を含めたその他の施設は建設年度が古いため、今後、耐震適合性の診断、補強を実施し、各施設の耐震化を行い、ライフラインの確保を行う。 また、本村での供給が困難な場合は、水道施設災害時等相互応援要綱等により被災していない市町村からの応急給水の支援を受けて、飲料水の確保を行う。 2 飲料水等の供給計画 (1) 給水源の確保を行う。 (2) 給水袋、ポリタンク等の確保を行う。 (3) 水道車輌運搬の運行の策定等、給水体制の確立を行う。 (4) 被災範囲、被災状況、給水拠点の想定を行う。 3 住民等による予防対策 (1) 風呂の残り湯の活用を習慣づける。 (2) ポリタンク等給水用具の確保を行う。 (3) ボトルウォーター等による飲料水の備蓄に努める。 (4) 自家用井戸等の維持に努める。 |