村民の皆様へ
本日は、スカイランドきよみずに関する重大な方針決定についてご報告申し上げます。
スカイランドきよみずは、平成7年の開業以来、村民の皆様をはじめ多くの方々に愛され、長年にわたりご利用いただいてまいりました。これまで、当施設の今後につきまして、経営状況、利用動向、人材確保の見通し等の様々な観点から慎重に検討を重ねてまいりました。
しかしながら、長期にわたる厳しい経営状況、利用者数の減少傾向、さらに従業員の確保が一層困難となっている現状を総合的に勘案した結果、営業の継続は困難であるとの結論に至りました。
つきましては、本年度で満了となる指定管理者との契約および12月1日からの冬季休業を機に、スカイランドきよみずの全ての事業を廃止するとともに、一部周辺施設を含めた施設本体の解体を実施する方針を決定いたしました。長年にわたりご愛顧を賜りましたことに、心より感謝申し上げますとともに、このような決断に至りましたことにつきまして、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今後の清水高原の在り方につきましては、同高原が有する固有の自然環境と、清水寺に象徴される文化的価値を融合させた観光資源としての活用を目指してまいります。長年にわたり「清水荘」時代からの宿泊・保養を中心に育まれてきた、住民と来訪者との交流機能については、いったん立ち止まり、時代に即した新たな形の構築を検討してまいります。村民の皆様には、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、清水高原にお住まいの皆様の生活環境につきましては、簡易水道事業の持続可能な運営を引き続き確保するとともに、ゴミ収集、除雪、環境整備等の生活基盤に関わる事項について、住民の皆様のお力添えもいただきながら、村として責任をもって取り組んでまいります。別荘管理組合の皆様とも、対話を継続し、合意形成に努めてまいります。
事業の廃止後のプロセスにおきましては、安全性の確保と周辺環境への配慮を最優先とし、時間をかけて一つひとつ課題の確認と対応を進めてまいります。必要な情報は適時適切に公表し、透明性をもって進捗をご報告申し上げます。
以上、スカイランドきよみずの事業廃止および解体に関する方針決定について、村民の皆様にご報告申し上げました。今後の取組にあたりましても、引き続きご指導ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
令和7年10月15日
山形村長 百瀬 繁寿
