HPVワクチンは平成25年4月1日から定期予防接種として実施していますが、接種後の痛みや運動障害などの様々な症状の報告が相次いだことから、厚生労働省は、平成25年6月14日から積極的な勧奨を差し控えていました。
しかし、令和3年11月26日の厚生労働省の通知より、積極的な勧奨が再開となりました。これは国の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、ワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたためです。
それに伴い、令和3年12月28日厚生労働省の通知により、HPVワクチンの積極的は勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、積極的な勧奨を差し控えている間に定期接種の対象者であった、平成9年度生まれから平成17年度生まれまでの女子を対象に、キャッチアップ接種を行うこととなりました。
対象者
平成9年4月2日生まれから平成18年4月1日生まれまでの女子
実施期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日まで
接種ご希望の方
(1)過去の接種歴のわかるもの(母子手帳、予防接種済証、ワクチン名のわかる領収書等)をお持ちいただき、保健福祉センターまでお越しください。
(2)接種歴確認後、残りの回数分の予診票をお渡しします。
(3)医療機関に予約をしてください。その際、接種歴のわかるもの(母子手帳、予防接種済証、ワクチン名の分かる領収書等)をお持ちいただき、接種をしてください。
県外の医療機関で接種をご希望される場合
山形村と委託契約していない県外の医療機関で接種をした場合、一旦料金の全額を自己負担していただきます。その後山形村に補助金の申請をしていただくと、接種日の全額または一部が交付されます。
専用の申請様式に記入していただく必要がありますので、予診票を取りにお越しいただく際に、お問い合わせください。
その他
(1)過去にワクチン接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方は、残りの回数の接種(2・3回目、または3回目)を行えます。
(2)過去に接種歴のある場合は、同一製剤で接種をすることが原則になっています。ただし、過去に接種したワクチンの種類が不明の場合、ワクチンの種類、副反応等について医師とよく相談した上、接種を再開してください。
(3)接種歴がご不明の場合は、当時住んでいた市町村や、接種を実施したと思われる医療機関へお問い合わせいただき可能な限り接種歴をご確認ください。それでもご不明の場合は予防接種を行なう医師へ、不明なことを伝えた上で接種についてご相談ください。
HPVワクチンの接種をご検討していただく資料が厚生労働省ホームページより見ることができます。内容をお読みいただき、ワクチンの有効性と副反応のリスク等を十分ご理解いただいた上で、接種についてご判断いただきますようよろしくお願いいたします。