高齢者の肺炎球菌予防接種は、平成26年10月から定期接種化され費用の一部を助成していました。これまで特例措置として、各年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方を対象に実施していましたが、国が予防接種法で定めたこの特例措置は令和5年度で終了しました。
令和6年度から高齢者肺炎球菌定期接種の対象者が変わりますので、接種ご希望の方は対象期間中に接種いただきますよう、ご検討ください。
定期接種の対象者が次のように変わります
令和5年度までの対象者
接種日に山形村に住民登録があり、これまでに肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、(1)と(2)にどちらかに該当する方
(1)65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる年度の方(接種期間は、4月1日から3月31日まで)
(2)60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害を有する身体障害者手帳1級をお持ちの方
令和6年度からの対象者
接種日に山形村に住民登録があり、これまでに肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、(1)と(2)にどちらかに該当する方
(1)65歳の方(接種期間は、65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日を迎える前日まで)
※(例)昭和34年5月1日生まれの方・・・・・・令和6年4月30日から令和7年4月30日までが接種期間となります
(2)60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害を有する身体障害者手帳1級をお持ちの方
個別通知について
令和5年度までの通知
・対象となる年度の4月上旬に、当該年度対象者に対して個別通知を一斉送付
令和6年度からの通知
・65歳の方については、誕生月に順次個別通知を送付します。
※(例)4月15日生まれの方・・・・・・4月上旬 6月30日生まれの方・・・・・・6月上旬
・60歳以上65歳未満の対象の方については、4月上旬に一斉送付します。
ご注意ください
・お手元に個別通知が届きましたら、中身を確認いただき受診当日まで無くさないよう、大切に保管してください。
・通知が届いた時点で、65歳に到達していない方は、必ず接種期間内に接種するようにしてください。(接種期間は、65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日を迎える前日まで)
・接種期間以外で接種した場合、全額自己負担となります。
令和6年度 高齢者肺炎球菌ワクチンについて
接種回数
1回
接種費用(自己負担)
2,000円(医療機関の窓口でお支払いください)
持ち物
・予診票兼接種券
・接種費用(2,000円)
・健康保険証
申し込み方法
医療機関に直接または電話で予約をしてください。
【村内指定医療機関】
医療機関 | 電話 |
---|---|
宮原医院 | 97-1055 |
山形協立診療所 | 98-3933 |
山形整形外科クリニック | 98-5277 |
横山医院 | 98-2884 |
※村外の医療機関でも、山形村と委託契約している医療機関でも接種可能です。医療機関にお問い合わせください。
肺炎球菌と肺炎
高齢者肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌に感染することが原因で発生する肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐものです。肺炎は、日本人の死因の第3位であり、死亡者の95%以上が、65歳以上の方です。肺炎で一番多い病原菌は肺炎球菌です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通して飛沫感染をします。日本人の約3~5%の高齢者では、鼻やのどの奥に菌が常在しているとされます。健康な状態では、免疫っ機能が働くため感染症を引き起こすことはありませんが、高齢者や、慢性疾患を持つ方などは、体調を崩し免疫が低下すると、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
高齢者肺炎球菌ワクチンの有効性
高齢者肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、肺炎にかかっても軽い症状ですむ効果が期待されます。また、1回の接種で5年ほど免疫(抗体)が持続するといわれています。
肺炎球菌ワクチンの副反応
主な副反応は、接種部位の疼痛(痛み)、熱感、腫脹(はれ)、発赤(赤み)が5%以上認められています。そのほか、筋肉痛、倦怠感、違和感、頭痛、発熱が認められることもあります。
お知らせ
令和5年度の65歳の対象者の方で、まだ接種されていない方は「66歳の誕生日を迎える前日」まで、接種可能日が延長されることになります。しかし、令和5年4月に発行した接種券は、有効期限が「令和6年3月31日まで」となっておりますので、接種可能な65歳の方で、令和6年4月以降に接種をご希望される方は、保健福祉センターいちいの里までご連絡ください。接種歴確認後、新たな予診票をお渡しします。